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Detail
平均収入1日2ドル未満の生活圏に住む人々のために作られた、プロダクトデザインやデザインプロジェクトを紹介する展覧会「世界を変えるデザイン展」のために制作したインフォグラフィックス。
社会課題を構成する要因を8つに分類(water、 food、 energy、 health、 housing、 mobility、 education、 connectivity)し、横軸に平均年収、縦軸にテーマごとの課題の深刻度を推し量る指標をとり、大小関係で人口を表す円形をマッピングした(円の色は地域を表す)。
これにより、8分類のテーマごとに各国のマッピングが変化し、平均年収/深刻度/人口の3つの掛け合わせから社会課題について来場者が自由に思考を巡らせることができる。
原点には日本を置き、膨大な情報を目の前にしても、鑑賞者は自分自身の生活水準を基準にして、他国がどのような状況に置かれているのかを想像することができる。
鑑賞者がもともと興味のある国を基準に他国の状況を比較してみることや、テーマごとにマッピング・パターンの違いを認識するなど、見る視点に合わせて変化する解釈から、様々な問題系への気づきが鑑賞者へ促される。
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クライアント:
世界を変えるデザイン展実行委員会、
日本財団、特定非営利活動法人CANPANセンター、
東京ミッドタウン・デザインハブ、アクシスギャラリー
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デザイン:
中野豪雄
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2010.May
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Client:
Design to Change the World ExcutibeCommittie,
The Nippon Foundation, Canpan,
Tokyo Midtown Design HUB, AXIS GALLERY
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Design:
Takeo Nakano
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2010.May