印刷産業の見本市「page2015」にて出展された、紙の専門商社・竹尾の展示ブース。
近年飛躍的な成長を見せるデジタルプリントの可能性を、竹尾のファインペーパーをベースに提案する内容。
印刷サンプルはデザインを全て統一することで紙と印刷方式の組み合わせを変数として読み取ることができ、故に来場者が主体的に比較検討や応用展開を想像することができるようにした。
絵画や写真表現において効果を発揮するインクジェットプリントは観賞用として壁面に、大量生産品において可能性を見せるレーザープリントは台上に積層させ、来場者が自由に持ち帰ることができる。
紙の積層においては、出力機や用途ごとに分類を設けて、イベント当日での運営側の提案もスムーズに行えるようにしている。
またレーザープリントの壁面下の台には、立体物として見ることができるサンプルを配置し、パッケージ産業への展開も示唆している。
ブース全体に渡り色相順の配列を統一し、会場の角地であることを利用して奥に行くほど濃度が上がっていく求心的な構成とした。
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クライアント:
竹尾
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アートディレクション、デザイン:
中野豪雄、川瀬亜美
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2015. Feb
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Client:
Takeo
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Art direction + Design:
Takeo Nakano
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2015. Feb