千葉市美術館 企画展「1968年 激動の時代の芸術」が開催されます。

2018.09.10

千葉市美術館 企画展「1968年 激動の時代の芸術」が開催されます。

世界中で近代的な価値がゆらぎはじめ、各地で騒乱が勃発した1968年を

日本の現代美術を中心に回顧する展覧会です。

本展の広報物、図録、サイン類のデザインを担当しました。

ぜひご覧ください。

 

→千葉市美術館WEBサイト

 

1968年 激動の時代の芸術
会期 2018年9月19日(水)~ 11月11日(日) 
 
50年前の芸術はこんなにも熱く激しかった
 
世界中で近代的な価値がゆらぎはじめ、各地で騒乱が頻発した1968年は、
20世紀の転換点ともいうべき激動の年でした。
日本でも、全共闘運動やベトナム反戦運動などで社会が騒然とするなか、
カウンターカルチャーやアングラのような過激でエキセントリックな動向が隆盛を極めました。
近年、この時期に起こった文化現象が様々な分野で注目を集めており、
「1968」は国内外で文化史のキーワードとして定着したと言えるでしょう。
 
1968年前後は、日本の現代美術にとっても重要な時期になりました。
多くの芸術家が日本万国博覧会(大阪万博)の準備に協力する一方で、
万博に参加しなかった作家や評論家の多くが、この動きを批判しました。
また現代美術のみならず、演劇・舞踏・映画・建築・デザイン・漫画などの周辺領域の作家たちも、
既存のスタイルを打ち破るような先鋭的な試みを次々とおこない、
またジャンルを越えて協力し合ったのです。
 
 さらにこの年には、「もの派」の嚆矢ともいうべき関根伸夫の《位相-大地》が発表され、
写真同人誌『プロヴォーク』も創刊されるなど、新たな世代が一気に台頭しました。
学生運動やヒッピームーヴメントに代表されるような、
既成の価値や体制に異議申し立てをおこなう時代の空気は、
芸術家のあいだでも共有されていたのです。
 
 本展は、1968年からちょうど半世紀が経過した2018年の視点から、
この興味深い時代の芸術状況を、現代美術を中心に回顧しようとする試みです。
この時代の芸術を輪切りにして展観することで、新たに見えてくるものがあるのではないでしょうか。
磯崎新、赤瀬川原平、高松次郎、0次元、横尾忠則、宇野亜喜良、寺山修司、唐十郎、
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、土方巽、林静一、森山大道、関根伸夫ら個性的な顔ぶれが
縦横無尽に活躍した時代の熱い雰囲気を、この展覧会で感じ取っていただければと思います。
 
 
主催:千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
巡回:北九州市立美術館分館(2018年12月1日~2019年1月27日)、静岡県立美術館(2019年2月10日~3月24日)
 
 
ご案内
観覧料
一般:1,200円(960円) 
大学生:700円(560円)
小・中学生、高校生無料
☆1968年割引…1968年生まれの方は観覧料500円
 
*( )内は前売券、団体20名以上、千葉市内在住65歳以上の方の料金
*障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*前売券はミュージアムショップ(9月9日まで)、
ローソンチケット(Lコード:35075)、セブンイレブン[セブンチケット]および、
千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて9月18日まで販売
(9月19日以降は当日券販売)。
*10月18日(木)は「市民の日」につき観覧料無料
 
開館時間:日~木曜日|10:00~18:00、金・土曜日|10:00~20:00 
*入場受付は閉館の30分前まで
休館日:10月1日(月)、11月5日(月)
 
関連
講演会とパフォーマンス
「し・C・4− ガリバー1968を語る」
講師:シュウゾウ・アヅチ・ガリバー(美術家)
パフォーマー:シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、荒木悠、Lily Shu
9月29日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)
1968年ころ、エクスパンデッド・シネマ、パフォーマンスなど、
分野を越えて活躍したシュウゾウ・アヅチ・ガリバー。
当時の活動について紹介するとともに、1968年初演のパフォーマンス《し・C・4》を上演。 
 
講演会
「1968年前衛の終焉−美共闘 廃墟からの出発」
講師:堀浩哉(美術家)
10月6日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布) 
11階講堂にて/聴講無料/先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)
美術大学における全共闘運動として、多摩美術大学の学生によって結成された美術家共闘会議(美共闘)。
美共闘議長だった堀浩哉が、当時の運動の意味と60年代末から展開した制作活動について語る。 
 
講演会
「サイケのHAMANO、サイケとその後の世界を語る」
講師:浜野安宏(ライフスタイルプロデューサー)
10月20日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布) 
11階講堂にて/聴講無料/先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布)
1968年当時、「MUGEN」、「アストロメカニクール」などのサイケデリック系
ディスコや、サイケデリック・ショップ「ジ・アップル」をプロデュースし、
草月会館ホールで横尾忠則らと「サイコデリシャス」というショーを行った浜野安宏。
日本のサイケの第一人者が半世紀前を振り返る。
 
映画上映会
「略称 連続射殺魔」
監督:足立正生(1969年、86分)
10月27日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/参加無料
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布) 
19歳の連続射殺犯永山則夫が見たであろう1968年ころの日本の風景を追った映画。
 
映画上映会
「新宿泥棒日記」
監督:大島渚(1969年、94分)
11月4日(日)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/参加無料
先着150名(当日12:00より11階にて整理券配布) 
1968年の新宿を舞台に、主演の横尾忠則、唐十郎、俳優、学者、
会社社長らが実名で登場するドキュメンタリータッチの映画。
 
市民美術講座
「環境芸術とミニマル・アート」
講師:水沼啓和(当館主任学芸員)
10月13日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名 
「アンダーグラウンドとサイケデリック」
講師:水沼啓和(当館主任学芸員)
11月10日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名 
 
ギャラリートーク
担当学芸員による ―9月19日(水) 14:00より
ボランティアスタッフによる ― 会期中毎週水曜日(9月19日を除く)14:00より
*水曜日以外の平日の14:00にも開催することがあります。
*会場の混雑状況により中止となる場合がございます。