スタッフ募集について補記

2017.07.13

中野デザイン事務所スタッフ募集にあたり、

弊社のデザインや仕事に対する考え方、求める人材像について書きたいと思います。

ご応募くださる場合は、必ず下記をお読みください。

 

中野デザイン事務所の仕事について

私(中野)はもともとエディトリアルデザインやブックデザインを中心に活動を続けて来ました。

タイポグラフィやグリッドシステム、印刷や紙の知識はもちろん、

多様な情報に対して適切な構造を見出し、形にする点において特徴を示してきた経緯があります。

最近では展覧会のトータルグラフィックやインフォグラフィックス、

データヴィジュアライゼーションなどの仕事にも展開しています。


いずれにしても、複雑で膨大な情報に向き合い、整理しながら形を導き出して伝える仕事が大半を占めています。

そのため、短期・長期に関わらず、常に考えながら手を動かす仕事が多く、

トライ&エラーの量も多い方だと思います。

また、情報の整理整頓が常につきまとうので、

どんなに曖昧な要望だとしても論理的に答えを導き出すことが求められます。

この論理性はコンテンツの整理だけでなく、

グラフィックデザインを構成する様々な視覚要素(形、色、構成など)においても重要なものと考えています。

とはいえ、結果的に仕上がるものは人々の感性に訴えかける強さを持ち合わせていなければなりません。

ロジカルに考えつつセンスに訴えかける視覚表現とは何かを、

常に追求し続けていくのが中野デザイン事務所の仕事のやり方です。

 

最近ではビッグデータの利活用に注目が集まっており、

私が以前から取り組んで来たインフォグラフィックス、データビジュアライゼーションの仕事も少しずつですが増えてきています。

このジャンルは、旧来からのグラフィックデザインのスキルとは少し異なる専門性が必要であり、

また市場においても開拓期であることから多くの苦労を伴います。

ですが、このような新領域にも積極的に介入し、時代の変化を視野にいれつつ、

グラフィックデザインが積み上げてきた技術や理論をアップデートしていくことも

考えていきたいと思っています。

 

求める資質[1]について

「ヴィジュアル表現」「ロジカルな思考」「タイポグラフィ」「情報の可視化」への関心を挙げたのは、

上記のような仕事に対応できる資質を持った方でないと難しいと考えているからです。

これらの資質は一朝一夕で身につくものではなく、

粘り強く考え、作ることを当然のこととして取り組める人だけが有する資質だと思います。

また、デザイナーとしての資質に加え、プログラミングのスキルを有した方を挙げたのは、

膨大な情報の中に構造を見出して視覚表現へと繋げていく情報の可視化において、

「自動生成」は重要なキーワードになると考えているからです。

これまでは外部のプログラマーにお願いをすることが多かったのですが、

仕事の量が増加傾向にあり、また積極的にチャレンジしていきたいという思いもあり、

もし適任者が見つかればと考えています。

ですが、今回の募集では、このような方に限定するわけではなく、

プログラミングのスキルがなくとも求める資質の大半に当てはまれば受け入れたいと考えています。

 

求める資質[2]について

デザインの仕事に限らず、他者とのコミュニケーションの中でしか良いものは生まれません。

弊社でも、クライアントに耳を傾け、ときに調査や分析を加えて積極的に解釈をしながら、

要望以上のものを作ることを目指しています。中には思い通りにいかないことや、

様々な因果関係で、作り上げたデザインが大きく崩れることも少なくありません。

ですが、そのような状況においても常にモチベーションを維持していくタフさが必要です。

また、弊社はスタッフ数が少ない事務所ですので、一人当たりの稼働率と責任も大きいです。

私からの指示を待ってから動くのではなく、自ら主体的に考え実行に移す行動力や、

その時々の状況を冷静に考えながら適切な判断を行う洞察力も必要です。

担当した仕事に責任を持ち、積極的に取り組み、進行管理は適切に行うことが求められます。

負担は大きいですが、その分成長できる環境だと思っています。

 

以上について共感していただけたら、ぜひご応募ください。

お待ちしております。

 

中野豪雄